アートコレクター No.22
8月25日発売
雑誌「アートコレクター」No.22(2010年10月号)
【巻頭特集】美しきかな 平成リアリズム絵画
「新・リアリズム宣言」展
開催記念緊急座談会「写実の『実』とは、何を写す!?」
小木曽 誠、高橋和正、三木はるな、山本大貴
今年10月に青山・新生堂にて開催される展示に合わせた
出品作家との対談、作品紹介にて掲載していただきました(P.32~)。
ありがとうございました。
私の対談内容はともかく(汗)、
現在進行形の「日本写実」(まさに平成リアリズムでしょうか)
とその構図が凝縮された特集になっています。
それにしても・・この特集に挙げられた作家さんのうち7、8割がた面識があるぞ。
恐ろしく狭い業界なのか、それだけ中心部に近づいているというのか・・(おおよそ前者)。
以前の写実概観特集に増して作家性、そのバリエーションが際立ってきたように見えます。
特に同世代作家はあまり「写実」という概念にとらわれる方が少なく、
自然とそれらを駆使した表現を模索している。
そんな現状があるのも、この特集でも紹介されている中山先生、野田先生といった先駆者達の
弛まぬ試行錯誤によって舗装された、固い写実の地盤のおかげなのかも知れません。
だからこそ、より一層「何を表現するか」というところに
日本の写実の今後は委ねられていると感じました。
一向にやまない残暑の中、芸術の秋を待ち侘びつつ
写実絵画の行く末を想ってみてはいかがでしょうか。
書店でお見かけの際は、どうぞよろしくお願い致します。


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